サイバー戦について、元陸上自衛隊通信学校長で、富士通システム統合研究所の田中達浩氏よりヒアリングをしました。
現代はすべての活動とモノがサイバーインフラに依存し、すべての活動が戦いの場となる。そのためにもサイバー防衛はもっとも重要でありサイバー攻撃に対処するための法制化が今政治に求められている。戦争と平時の間がグレーゾーンだが、グレーゾーンが常態化し、そこでサイバー戦、情報戦の役割が増大しルールと規範のない戦いが各所で起こっている。サイバー戦の本質は、ロシアや北朝鮮のような秩序と規範の破壊者との戦い。ウクライナはクリミア半島を奪われたことで、サイバー戦能力を強化した。日本のサイバー防衛の人材は300~500と言われているが、少なくとも1000~2000人は必要とのことでした。