西谷敏大阪市立大学名誉教授より、有期労働契約の法的規制の方法についてお話を伺いました。
まず非正規雇用の構成要素は、有期雇用、短時間雇用、低賃金である。27.1%の企業が有期雇用のパートタイムを雇用しており、有期雇用のデメリットは、雇用生活の不安定性、地位の不安定性、労働条件の格差、期間中の退職の制限などで、日本の法制度はそれら問題に対し十分な対応ができていない。日本でも5年継続したら正社員となるが、公務員等で多くある3年以上の契約はしないなど、正社員化は未だ難しい。ヨーロッパでは1999年のEU指令で不必要な有期契約を排除するために、有期契約を正当化する事由を求め、反復更新による最長期間の制限、更新回数の制限がなされており、このような入口規制を日本でも導入すべき、とのことでした。これからも、雇用されてる皆様の地位向上のため、党として丁寧に進めてまいります。