志賀原発の被害状況について政府及びNPO原子力情報室の松久保事務局長からヒアリングをしました。
政府より1月1日の地震時に使用済み燃料プールの溢水、変圧器の油漏れ、外部電力への切り替えが起こったが、その後も使用済み燃料の冷却や電源は機能している。電源は1号機の非常用発電機1台と大容量電源車1台が復帰、他はまだ点検中。モニタリングポスト116局の内、18局が欠損したが復帰した。一方松久保事務局長から、今回の震源地で地盤の大きな隆起が起こった珠洲市で1975年に珠洲原発計画があり、当時政府は地盤が相当固く原発立地に支障がないと言っていたが、地元民の反対でとん挫して大事故とならなかった。志賀原発も停止中で放射能事故には至っていないが、取水槽の水位計では地震時3mの上昇があり、引き潮で水がなくなりまた水が戻った際に砂の大量流入で冷却原発用の水が無くなる恐れがあったのでは等、様々な点を検証すべきと指摘されました。大事な問題です、しっかりと政府に正して参ります。