デンマーク大使館の皆様からデンマークのデジタル化概要というテーマで話を伺いました。
デンマークは国際競争力は3位で、SDG達成度と幸福度は2位、電子政府ランキングは近年1位を続けている。1968年に社会保険番号を導入し、2001年に公共機関での連携を確立しデジタル署名を始め、デジタル化を進めている。選挙の投票以外は、約2000の行政手続きはほぼスマホで完結し、公的機関からの郵便も電子メールで印刷代や郵便料金もかからない。在日デンマーク大使館の職員は東京で親の土地の相続を完了し、引っ越し先の住所も1度新住所を入力するだけで、郵便局、銀行、運転免許、社会保障、電話等の公共料金、クレジットカードもすべて住所変更が終わる。高齢者や障がい者など、デジタルに対応できない人には、よろずや的にすべてのことを相談できる窓口を設置し、誰もが取り残されないよう社会全体で対応しているとのことでした。どの国も丁寧に積み上げて進んでおり、足元を固めないで、ただ導入の日本政府のやり方には、丁寧さ、慎重さが更に必要と思います。