駐日スウェーデン王国大使館ヨハン・フルトイクスト参事官から、共通個人号番号制度とe-IDについて話を伺いました。
17世紀に国民が教会に属していたことから、教会単位で住民登録が始まり、1842年から世界で初めて国が運営する義務教育を導入し、識字率も高く、高度な水準を保つことで長年にわたり国家と国民の関係が醸成され、政治の腐敗も低いことから国への信頼は高い。1947年に生年月日6桁と他4桁からなる共通個人号番号を開始し、生まれた時、移住した時に付与され、すべての行政も銀行口座も税もこの番号で統一されているので、この番号一つですべての決済や納税、行政手続きも24時間365日スマホやパソコン一つででき、キャッシュレスで会計士も必要ない。サイバー攻撃や災害時の脆弱性は想定されるが、今まで大きな問題は起こったことが無いとのことでした。やはり、時間をかけ、丁寧に進めることが一番の信用と思います。日本の政府も、学ばなければならない事が多々あります。