ゼロゼロ融資等の新型コロナ特別貸付等に関する検査状況について会計検査院よりヒアリングを行いました。
日本政策金融公庫、商工組合中央公庫の新型コロナに係る特別貸付は131万件21兆円。その内中小企業に対する貸付は約9割の118万件19兆円。その返済も本格化し、コロナ関連での中小企業の倒産が増加し始めたので検査を始めた。4年度末でリスク管理債権は8785億円、回収不能となった債権は1246億円。貸付申込先の状況把握が十分でないものが日本公庫の事業であり、また、償却事由の根拠が把握されてなく償却されたものもあった。検査の所見として、債務者の状況把握を適切に実施し、貸付申込先の状況把握の適切な取組、債務者の状況把握と償却を決定した根拠の検証が引き続き必要、とのことでした。