日本大学名誉教授の岩井奉信先生より、自民党政治資金パーティー疑惑と政治資金制度改革と題して話を伺いました。
何十年間も政治とカネについて同じことを言い続けてきたが、今回は今までと質が違い、リクルート事件より大規模で悪質。しかし自民党からの危機感を感じない。99年に企業団体献金が党以外禁止され、パーティーに頼るようになった。東京地検は相当本気だが、立件は現金の授受で記録が無いから難しい。これからの政治資金制度改革の原則は、透明性の向上、監視体制、罰則の強化で、最低でも現金授受の禁止、収支報告書の一元化と電子データ化、更には支出規制や第三者による政治資金を監視する政治資金委員会の設置、公選法と政治資金規正法をまとめた政治活動法の制定までいければ抜本的な改革ができるとのことでした。大事な指摘でした、丁寧に進めて参ります。