淑徳大学の結城康博先生より、介護保険制度についてお話を伺いました。
介護の人材は今も厳しいが、今や半数の大学生が奨学金の借金を抱えて、社会に出て、福祉をやりたいという意志はあっても、今の待遇を考えると介護職に就職できない。団塊の世代が今75歳で今は元気でいいが、10年後は更に介護人材は不足し大変になり、団塊ジュニア世代の介護を考えると今後40~50年は対応できる介護インフラを構築しなくてはいけない。今の介護保険制度は競争的になりすぎて、もはや自治体は民間が介護をやるものだと考えているが、かつて介護は公務員の仕事だったように、まずは過疎地域等で介護の公営化をすることで、介護職は公務員と言う認識も広がり、介護職のイメージもよくなり、そこに若い人が入ってくるようなシステムにしていくことが必要、とのことでした。重要な指摘です、丁寧に政府に要請して参ります。